消費効率の良い強摩擦ダンパー
S造強摩擦ダンパー
消費効率の良い S造強摩擦ダンパーは
地震エネルギーを「摩擦熱」に変換。
揺れを繰り返し吸収し、建物へのダメージを防ぎます。
新開発の強化摩擦材で安定した性能を常に発揮します。
新築にも、耐震改修にも使用可能です。
S造強摩擦ダンパーについて
摩擦材が地震エネルギーを熱変換

ダンパー部に挟むように取り付けられた摩擦材に一定の力(中規模~大規模な地震エネルギー)を加えることによって滑り出し、熱に変えて地震エネルギーを吸収します。
丁度車やオートバイのブレーキと同じ原理で地震で揺れる建物にブレーキをかけます。
接合部のボルト周辺は、揺れが来ても動けるだけのスペースを確保し、そのスペース内で摩擦材が揺れを繰り返し吸収し、建物を守ります。
1原理

自動車のブレーキと同じ原理。自動車のブレーキを踏めば、タイヤ内部で摩擦が生じて減速する。
2摩擦ダンパーのメリット
環境やその他条件に左右されない、安定した性能を発揮。繰り返しの使用で破断することなく、優れた耐久性。
3地震時の効果
小さな地震には、摩擦材がしっかり噛みついて抵抗。中~大規模地震には、摩擦で地震エネルギーを吸収。
よくあるご質問
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- 北海道や氷点下の地域で使ってもエネルギー吸収力は変わりませんか?
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確認している範囲では、温度による性能変化はありません。
ただ、10℃程度までの確認で、氷点下までの確認は出来ておりません。
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- 摩擦板の磨耗はどれぐらいありますか?交換時期はありますか?
- 摩擦材は、実質的に十分と考えられる変形量、繰り返し回数での試験を行っており、メンテナンスや交換の必要はありません。
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- 鉄筋コンクリート造の建物でも取り付け可能ですか?
- RC造の建物でも取付は可能です。ただし、鉄骨と違って納まりが複雑になる可能性があります。
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- この摩擦ダンパーだからこそ、他の地震対策商品と違って低コスト施工ができる点はありますか?
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摩擦ダンパーは、他の製品と比べて エネルギー吸収量が非常に大きいことが何よりも特徴になります。従いまして、箇所数を減らして設置することが可能です。
当社で検討した事例では、他社のビル用ダンパーと比較して、1/2の数量で同等の応答低減効果になりました。
また温度依存性も0なので、接合部や基礎の設計・施工費用の低減にもつながると考えています。