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地震が起きたら二次災害にも要注意!


はじめに

 地震が起きると様々な被害を受けます。建物の倒壊などの直接的な被害だけでなく「二次災害」と呼ばれる被害にも注意が必要です。今回は二次災害についてお話いたします。

 


一時災害と二次災害

 地震による災害には「一時災害」と「二次災害」の2種類があります。一時災害は災害によってもたらされる直接的な被害のことで、地震の場合は建物の倒壊や地割れなどが当てはまります。対して二次災害は一時災害をきっかけにして別の災害が発生することを指します。一時災害だけでなく二次災害によって大きな被害がもたらされることも数多くあります。

地震による二次災害① 津波

 地震による二次災害で発生確率が高いものの一つが津波です。津波は海底の断層がずれて盛り上がり海水が押し上げられることで発生するもので、それが巨大な波となって陸に押し寄せます。地震のマグニチュードが大きくなるほど津波のエネルギーも比例して大きくなります。東日本大震災では津波によって2万2,000人以上の死者・行方不明者が発生しました。

地震による二次災害② 火災

 火災も地震が起きた際に発生する確率が高い二次災害の一つです。主に電気配線のショートや火の不始末、暖房機器の横転による延焼などが原因で起きます。阪神淡路大震災では地震発生直後に大規模な火災が起き、7000棟以上の建物が焼失しました。

地震による二次災害③ ライフラインの断絶

 大規模な地震が発生することで電気や水道、ガスなどのライフラインが止まってしまうことがあるでしょう。水が止まってしまうと飲み水やお風呂、トイレの水が確保できなくなります。断水は地震発生からしばらくして発生する可能性があるので、水が出るうちに水槽やペットボトルに貯めておくようにしましょう。また、電気が止まってしまうと夜は真っ暗になりますし、携帯の充電などが出来なくなるので救助も呼べなくなります。暗闇の中でも安全に移動するための懐中電灯や電気がなくでも充電できるモバイルバッテリーを準備することをおすすめします。

地震による二次災害④ 液状化現象

 液状化現象とは、地震による強い振動によって地盤の水分が増え、液体のように柔らかくなる現象のことです。液状化現象が起きると建物が地面に沈み、中にいる人が外に出られなくなるということが起きる可能性があります。主に埋め立て地や河川沿いなどは地盤に水分が多く含まれているため注意が必要です。

まとめ

 地震によって起きる二次災害は多岐にわたり、これら全てを完全に回避する術はありません。しかし適切な対策を考え実行することで被害を最小限に抑え、自分の命を守ることが出来ます。具体的にどのような対策をすべきかについては次のブログでお話いたします。

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