地震は主に活断層が原因となる内陸型地震とプレートが原因となる海溝型地震の2種類に分類されます。この2つの地震は同じように見えて、それぞれ特徴や起きる被害なども違います。今回はこれらの地震についてお話いたします。
海溝型地震とはプレートのひずみが原因で起こる地震のことを言います。プレートとは地球を覆う岩石で出来た層のことを指します。日本は「ユーラシアプレート」「北米プレート」「太平洋プレート」「フィリピン海プレート」という4枚ものプレートの上に位置しており、陸地の下にあるユーラシアプレートと北米プレートは「大陸プレート」、海の下にある太平洋プレートとフィリピン海プレートは「海洋プレート」という分類に入ります。それぞれのプレートは年間数cmずつ移動しており、これらのプレートがぶつかると、より重い海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込みます。この動きによって生じるひずみが限界に達すると、そのひずみを解消するため巨大なエネルギーが放出されます。その結果大きな地震が発生するのです。代表的なものとして2011年に発生した東日本大震災が挙げられます。
内陸型地震とは活断層のずれが原因で起こる地震のことを言います。プレートは様々な方向からの圧力を受けており、やがてずれが生じます。このずれを断層と言い、その中でも今後の活動の可能性が高いものを活断層と言います。この活断層が動くことで地震が発生します。日本には2000を超える活断層が存在しており、これらの活断層が交互に動き続けているため地震が頻繁に起きるのです。代表的なものとして1995年に発生した阪神淡路大震災が挙げられます。
海溝型地震はマグニチュードが大きく被害の範囲が広い分、陸地から離れた場所で起こるため実際の揺れが小さいことがあります。その代わり海の中が震源となるので津波による被害が起きやすい点には注意が必要です。東日本大震災でも犠牲者の死因の9割が津波によるものでした。海溝型地震は、初めは小さく縦揺れした後に大きく揺さぶられるような横揺れが起こり、その揺れが数分続くのが特徴です。震源地が海ということもあって地震発生から陸地への到達までにやや時間があるため、緊急地震速報などに従い机の下や物が落ちてこない場所に素早く移動しましょう。
内陸型地震は海溝型地震と比べるとマグニチュードは小さく、被害範囲も限定されます。その代わり人の生活区域の真下が震源になることもあるので、前触れもなく突然大きな揺れに見舞われる恐れがあります。また、震源からの地震のエネルギーがそのまま伝わるため建物や家具の倒壊が起きやすい点にも注意が必要です。短時間で強い縦揺れを起こすのが特徴で、震源が浅い場合は甚大な被害をもたらすことが危惧されます。
海溝型地震は100年に1度発生するのに対し、内陸型地震の発生頻度は一つの活断層で1000年から1万年に1度と言われています。しかし日本は地震の原因と言われるプレートや活断層の数が多いので頻繁に地震が起きます。どのような地震が来ても自分の命を守れるように日頃から対策を考えておくことが重要なのです。