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台湾で地震が発生…現在の被害状況


はじめに

 2024年4月3日、台湾でマグニチュード7.4の地震が発生し、大きな被害が出ています。現在の被害の状況はどのようになっているのでしょうか。

 


被害の状況

 被害の全容はまだはっきりわかってはいないものの、震源地に程近い花蓮県(カレン県)という場所でビルが傾く、トンネル付近で土砂崩れが起きるといった報告がされています。また、4月5日時点で10人の死者、1000人以上負傷者が出ており、34人の行方不明者もいるとのことです。さらに台湾の観光地、タロコ公園で約700人取り残されているとのことです。

台湾と地震

 今回の地震は台湾東部を震源としています。この場所はフィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかっている境界の真上付近にある場所で、以前から地震活動が活発なエリアとして知られています。フィリピン海プレートは年間約8~9センチずつ台湾側に移動しており、同規模の地震が起きたのが約70年前のことなので、ひずみがかなり蓄積されている状況でした。このひずみが開放された結果発生したのがこの地震です。 ちなみに台湾の内陸部は活断層が多く、内陸型の地震が頻繁に発生する国でもあります。1999年に大きな内陸型地震が2回も発生した他、2022年にもマグニチュード7.3の地震が台湾を襲いました。特に1999年9月21日に発生した地震では死者数2400人以上、負傷者数8700人以上という大きな被害をもたらしました。


日本への影響

 台湾で発生した地震は日本国内にも影響を及ぼしました。沖縄県で震度4を観測した上に津波警報が発令されました。結果的に大きな津波の被害はありませんでしたが、台湾では1週間は同程度の地震の発生を警戒する必要があり、沖縄県内でも同様に注意の必要性がありました。このように、外国の地震が日本にも影響をもたらしたということで今回の地震の規模の大きさを物語っています。 


今後の支援活動

 現在、日本を含む各国が台湾を支援するために動いています。アメリカは「台湾で起きた地震に対して必要な支援が出来るよう待機している」という声明を出しました。日本国内でも、地震が発生する度に寄付金などの支援をしてくれた台湾に恩返しをしたいという動きが広がっています。


まとめ

 まだまだ被害の全容がわかっておらず、これからも死者や行方不明者が出る恐れは十分にあります。現在、日本赤十字社やネット募金で台湾への支援が出来るようになっています。寄付金を始め、自分たちが台湾のために出来る支援は何があるかを一度考えてみてはいかがでしょうか。

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